筑後川クルーズモニターツアー企画第2弾
       「有明海シチメンソウ祭りと筑後川クルーズ」

       が行われました。

 平成19年11月3日に筑後川・大川クルーズのモニターツアー第2弾として、「有明海シチメンソウ祭りと筑後川クルーズ」が実施されました。
 当日は好天に恵まれ、赤く染まったシチメンソウやはるかに続く干潟、間近に見るムツゴロウに驚かれていました。
また、メインとなる筑後川クルーズでは、九州一の大河を遊覧船に揺られながらの観光施設めぐりに、悠久からのゆったりとした時の流れや、川からの景色を堪能いただけたようです。
参加して頂いた方からは、「干満の差が大きく運航が難しい中、貴重な体験でした。河川沿いにある老舗や旧家を訪ねる機会もとても楽しい旅でした。」、「只ただ満足、ありがたく楽しかったです。大々的に宣伝しないともったいないと思う。」、「安い料金でこれだけのメニューには驚きました。」、「大川市の歴史に触れることが出来てよかった。また、ツアーの仲間との出会いが素晴らしかった。」といった感想を頂きました。ありがとうございました。

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写真 状況 コメント
昭和天皇行幸の碑 本日の最初の目的地はシチメンソウ祭りの見学です。バスに乗っての移動でした。
シチメンソウ祭りの行われる東与賀海岸は、昭和天皇の最後の行幸地として有名なところです。

「面白し 沖へはるかに 汐ひきて 鳥も蟹も見ゆる 有明の海」

は昭和天皇が最後の歌会で、行幸されたときの有明海の様子を歌われたものです。
有明海の壮大なパノラマが広がる展望台に記念碑が建てられています。

一面に咲き誇るシチメンソウ シチメンソウはアカザ科の1年草で、九州の代表的な塩生植物です。有明海を見事に赤く染めていました。
有明海干潟 有明海の干潟が遠くまで広がっていました。

有明海にすむムツゴロウ 干潟にはカニや貝類、ゴカイなどたくさんの生物がすんでいます。これらが川から流れ込む有機物や栄養塩類(窒素やリン) を食べることで海水はきれいになります。=つまり浄化作用を持っています。ここでは様々な干潟に住む生き物を見ることが出来ます。
大川家具団地
大川は日本を代表する家具の産地です。その産地に設けられた西日本最大の家具の常設展示場です。伝統家具からモダンデザインまで、様々な家具が展示され、購入することも出来ます。

大川家具の歴史は古く、約470年ほど前までさかのぼることが出来ます。船大工が多数いたこと、筑後川と有明海の水運による木材の集散地であったことなどが家具の産地を形成した要因ではないかと考えられています。

古賀政男記念館 昭和の歌謡界を代表する作曲家である古賀政男の生家です。鉄筋コンクリート造平家建て、延面積367u、中央部の白亜の塔と、ト音記号のレリーフを中心に展示室、オーディオ装置などがあり、愛用の楽器・遺品や数々の古賀メロディーを通 じて、人間古賀政男73年の歩みをたどることができます。
旧吉原家住宅
旧吉原家住宅は、柳河藩小保町の別当職を代々務め、後には蒲池組の大庄屋となった吉原家の居宅です
江戸期の町並みを残す大川市の小保・榎津にある肥後街道沿いにあります。

江戸期に建築されたものであり、良質の木材、すぐれた意匠、高度の大工職の技術が結晶した、優美・典雅な和風建築の傑作です。

国指定重要文化財に指定されています。
庄分酢の酢蔵 酒造りに適した名水の地として知られる大川・城島で、三世紀半もの昔から伝統の味を伝えたきた酢蔵「庄分酢」です。
今回、この酢蔵を見学いたしました。

庄分酢の二代目高橋四朗兵衛が酒造りを始め、その技術を元に四代目高橋清右衛門が酢造りをはじめました。

秘伝の書に記された酢造りの手法を守って、十四代目となった現在。
その味と信頼は今も大切に引き継がれています。
志岐蒲鉾 大川のお土産として有名な志岐蒲鉾に行きました。志岐の蒲鉾は、エソ、グチなどの新鮮な白身魚を一匹一匹包丁でさばき、自然の色艶、風味を出している吟味された品々です。 江戸時代の創業以来、かたくなに守り続けてきた手づくりの味です。
また、店内で揚げ物を目の前で揚げており、出来立てを味わうことも出来ます。
はなむね 「はなむね」は高潮などの防災情報や筑後川河口域の歴史や文化などを紹介する交流館です。
はなむねから昇開橋を見ているところです。

遊覧船の中から 遊覧船に乗っての移動が始まりました。遊覧船から見る筑後川はどのように見えたでしょうか。
昇開橋 船より望む昇開橋です

昭和10年5月25日、旧国鉄佐賀線ができると同時に架設された東洋一の可動式鉄橋です。
 現在、筑後川のシンボル的存在となっており、平成15年に国の重要文化財に指定されました。
 また、平成19年8月には日本機械学会の「機械遺産」として認定され、その文化的・歴史的価値は益々高まっています。
佐野常民記念館 日本赤十字社の生みの親である佐野常民の業績に関わる資料、遺品などを展示する記念館です。
清力美術館 本日最後の目的地清力美術館です。

明治39年(1906)に着工し、清力酒造(株)事務所として明治41年(1908)に竣工した建物です。建物は木造二階建ての洋風建築と和風平屋の倉庫部分から構成されています。室内は洋風と和風が共存する極めて特徴のある室内です。現在、美術館として生まれかわり、筑後の画家の作品を中心に展示しています。


ツアーに参加していただいた皆様ありがとうございました。筑後川クルーズは皆様の意見等を参考にさせていただいて、より良いものに成るように改善を加えていきます。また、皆様に楽しんでいただける日を楽しみにしております。


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