肥後街道
肥後街道だった小保・榎津地区。 柳河藩の宿場町と久留米藩の宿港町として栄え、現在も江戸時代から昭和初期にかけて伝統的な建造物が残されている。
旧吉原家住宅(国指定重要文化財)
柳河藩小保町の別当職を代々務めた吉原家の居宅。 文政8年(1825年)に構築された建物は意匠に優れ、複雑な屋根の構成と大壁造りの重圧な外壁などからも大川の木工文化の高さを伺い知ることができる。
庄分酢
酒造りに適した名水の地として知られる大川で約350年の歴史をもつ酢づくりを守る酢屋。 仕込みから熟成、瓶に詰めるまで、昔ながらの手法を頑固に守り続けている老舗。 内部見学も可能(要予約)。
大川組子 (福岡県知事指定特産物工芸品)
細かく割った木材を一つ一つ組みながら、精巧な幾何学模様に組み合わせていく木工細工。 書院・障子・欄間などに取り入れられ高度な職人の技によって生まれる大川ならではの伝統工芸品である。
風浪宮 (国指定重要文化財)
愛称『おふろうさん』で親しまれている神功皇后ゆかりの神社。 白鷺がとまった所に宮殿を建てたのが起源とされている。 柳川の戦国武将の蒲池鑑盛によって永禄3年(1560)に再建され、五重塔『正平塔』と本神殿は国の重要文化財に指定されている。